㈱松原工務店一級建築士事務所

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耐震補強その2

 前回紹介耐震補強工事の途中経過を報告いたします。
まずメインである大屋根(2階)の軽量化を図る為、屋根瓦を葺き替えます。
 なぜ葺き替えると屋根が軽くなるのか?現在多く用いられる和風の瓦は野地板(屋根板)に瓦桟と呼ばれる細い木を打ちつけ、そこに瓦を引っ掛けて釘、ビスなどで固定します。それに対して以前は野地板の上に土をのせ、その上に瓦をのせて土の付着力で瓦を固定していました。
 もうお解りですね?新しい屋根にはその土が乗っていないわけですから。しかも、このお宅の屋根の大きさからして数トンの軽量化です。合わせて棟の装飾やくだり尾もシンプルにした事で+αの軽量化となっています。
杉皮撤去

 以前の瓦、土を撤去し、土の付着と防水を兼ねている杉皮を撤去しているところです。
 せっかく屋根を撤去するんですから、その時に野地板を一時外して小屋裏(屋根裏)に入って、仕口の補強を行います。
小屋束補強

雲筋交い

 写真は、梁と小屋束と母屋を金属プレートで接合強化しています。又雲筋交(小屋裏の筋交)を追加して水平力UPを図っているところです。
取付前

 こういった、柱頭と桁、梁の接合部も、
取付状況

 桁付近の野地板をはずして、
柱頭PL完了

 金属プレートを取付ていきます。この時、金物はZマーク商品や手製のものです。材料コストは一箇所千円未満です。
個人的な考えですが、いろんな補強金物が開発されています。1個数千円からウン万円もするものまで。確かに形状や変形時の性能に工夫がみられますが、金属の性質やそれを取り付ける方法はZマーク品とさほど変わりありませんし、通常の補強工事で必要とされる数量は数十個から百個を超えるのが当たり前ですから、いかに非現実的な商品か?ということです。
 こういう流れ手順で補強を済ませてから、屋根葺きへと進んでいきます。
 大屋根の葺き替えが終わったところでまた続きを報告いたします。
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  1. 2007/10/14(日) 20:17:57|
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耐震補強

 「建築士の使命は人の生命と財産を守ること」とされていますが、こと地震災害に関しては、現実として尊い命や家屋などが失われ続けているのが現状です。
 最近は多くの方に防災意識が高まり、リフォームの分野でも建物を地震から守る為に補強するといった「耐震補強工事」が少しずつですが増えてきているように思います。これには県等の行政による補助金が支給されたり、保有耐力(その建物が持っている地震に耐えうる力)を数値で表す耐震診断がソフトの開発、低価格化によって容易に行えるようになった事が大きいと考えています。
 この耐震診断(住宅用など狭義)は、昭和30~64年、平成初期に建設された、大壁工法(壁下地に土を有しない)住宅にはおおむね正確な結果をもたらし、補強計画には有効なものとなりますが、真壁(土壁)住宅診断においては、計算用係数や判定グループ等の設定に偏りがあるように感じています。
 そのためか、補助金を受けるためには和風本来の意匠に妥協する箇所を生んだり、現実的に不可能な設計、施工を強いられることがあります。
 そこで今回より報告していく事例を紹介します。もちろんお施主様にはきちんと現状、対策、理由などきちんとご相談した上での着工です。
屋根替

 昭和50年代建築
 在来木造入母屋屋根(土葺き)
 2階建て 約93坪
 といったところです。写真は大屋根の瓦を撤去しているところです。
 方針としては、
 ①屋根の軽量化 (頭デッカチは不安定でしょ?)
 ②各部材どうしの仕口強化(揺れで抜けたら潰れちゃうでしょ?)
 ③意匠を損なわない程度に外壁強化(見えないところで水平力UP)
 ④基礎、建物結ぶ金物追加(上ばかり丈夫になってもアンバランス)
 ⑤その他、内壁補強、点検口設置 の予定です。随時状況を報告したいと思っています。
  1. 2007/10/01(月) 20:30:42|
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